「だろう」の版間の差分
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TAKASUGI Shinji (トーク | 投稿記録) |
助動詞にも付くことを指摘。この活用表は別の助動詞なのでさしかえ。 |
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#[[助動詞]]のうち、[[断定]]の[[助動詞]]「[[だ]]」の[[未然形]]に推量の助動詞「[[う]]」がついた[[形]]で、[[ふたしか|不確か]]ではあるが一応の断定、あるいは[[推量]]を[[あらわす|表す]] |
#[[助動詞]]のうち、[[断定]]の[[助動詞]]「[[だ]]」の[[未然形]]に推量の助動詞「[[う]]」がついた[[形]]で、[[ふたしか|不確か]]ではあるが一応の断定、あるいは[[推量]]を[[あらわす|表す]] |
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===={{usage}}==== |
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現在ではすべての用言に接続できる点で「[[だ]]」とは異なる。以下の例では、いずれも「[[だ]]」は不可。 |
現在ではすべての用言、およびさまざまな助動詞に接続できる点で「[[だ]]」とは異なる。以下の例では、いずれも「[[だ]]」は不可。 |
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* きっと来る'''だろう'''。 |
* きっと来る'''だろう'''。 |
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* きっと高い'''だろう'''。 |
* きっと高い'''だろう'''。 |
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*読まない'''だろう'''。 |
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*読まれる'''だろう'''。 |
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かつては「[[う]]」が同じ意味を表したが、現在では非常に硬い文体にしか使われない。 |
かつては「[[う]]」が同じ意味を表したが、現在では非常に硬い文体にしか使われない。 |
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* きっと来よ'''う'''。 |
* きっと来よ'''う'''。 |
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====活用==== |
====活用==== |
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{{日本語助動詞活用|たろ|○|た|た|たら|○|特殊型}} |
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{{日本語助動詞活用 |
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|未然形 = だろ |
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|連用形 = だっ<br />で |
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|終止形 = だ |
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|連体形 = (な) |
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|仮定形 = なら |
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|命令形 = ○ |
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|接続 = 特殊型 |
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|}} |
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====活用==== |
====活用==== |
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う |
う |
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{{日本語助動詞活用|○|○|う|(う)|○|○|無変化型}} |
{{日本語助動詞活用|○|○|う|(う)|○|○|無変化型}} |
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===={{syn}}==== |
===={{syn}}==== |
2017年3月2日 (木) 09:58時点における版
日本語
助動詞
だろう
用法
現在ではすべての用言、およびさまざまな助動詞に接続できる点で「だ」とは異なる。以下の例では、いずれも「だ」は不可。
- きっと来るだろう。
- きっと高いだろう。
- 読まないだろう。
- 読まれるだろう。
かつては「う」が同じ意味を表したが、現在では非常に硬い文体にしか使われない。
- きっと来よう。
- きっと高かろう。
「だろう」および丁寧形の「でしょう」は、口語では一般に「だろ」および「でしょ」になる。これらは、「だ」「です」より丁寧度が低い。丁寧形を使わない親しい間柄でも、「でしょ」を使える。
例: AとBは対等の友人
- A: 「さっきの本、どこに置いた?」
- B: 「机の上にあるだろ。」 (ややぞんざい)
- B: 「机の上にあるでしょ。」 (普通)
例: AはBの上司
- A: 「さっきの書類はどこですか?」
- B: 「机の上にあるでしょ。」 (ぞんざい)
- B: 「机の上にあるでしょう。」 (ややぞんざい)
- B: 「机の上にありますでしょう。」 (可能)
- B: 「机の上にありませんか?」 (言い換え、普通)
活用
だ
未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 | 活用型 |
---|---|---|---|---|---|---|
だろ | だっ で |
だ | (な) | なら | ○ | {{{7}}} |
活用
う
未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 仮定形 | 命令形 | 活用型 |
---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | う | (う) | ○ | ○ | 無変化型 |
類義語
- っしょ (俗語)