疑問

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞[編集]

(ぎもん)

  1. 疑い問うこと。知らないことやわからないことに気づき、関心を持つこと。また、そのことがら
    • ここに茶わんが一つあります。中には熱い湯がいっぱいはいっております。ただそれだけではなんのおもしろみもなく不思議もないようですが、よく気をつけて見ていると、だんだんにいろいろの微細なことが目につき、さまざまの疑問が起こって来るはずです。ただ一ぱいのこの湯でも、自然の現象を観察し研究することの好きな人には、なかなかおもしろい見物です。(寺田寅彦『茶わんの湯』)
    • 廓の外寄りのおはぐろ溝の岸には、一つ一つ、廓の内から架かつて来る橋板を受け留める台があつた。この台の設備なり仕組みが疑問だつたのである。/―然し、いくら古老の口で聞いてもよくわからず、考へて見ても無論一向わかる筈のなかつたものも、それを写された「絵」で見れば、一目瞭然とするのはありがたいことだつた。実は昔のその実地の写生画が見付かつたので、忽ちこの疑問は近ごろ解けたのだつた。(木村荘八『刎橋の受け台について』)
  2. 疑わしいこと。また、そのことがら。うたがい疑念
    • 脇腹は背肉からみて非常に脂肪に富んでいて、すこぶる美味いものだ。ただし、肉がかたいから、園公は生で食っておられるかどうかは疑問だ。(北大路魯山人『西園寺公の食道楽』)
    • 我国の批評家を見廻す時、その少しの例外を除いては、彼等が果して作家ほど深い倫理的試練を経ているかどうかに就いては、私は随分疑問を持っている。(豊島与志雄『作品の倫理的批評』)
    • 君主、家長の絶対権力をより維持しやすくする考え方や行動が善であり、その反対に、支配者の絶対権に何かの不安や疑問をさしはさむことは、最もはなはだしい悪とされていた。(中略)「聖戦」に対して、いくらかでも疑問をもち、侵略行為の人類的悪についてほのめかしでもしようものなら、憲兵と警察と密告者の餌じきにされた。(宮本百合子『地球はまわる』)
    • そのやうに僕には、超現實主義は少くとも藝術の見方を一歩進ませるやうに見えるが、それにも拘らず、それを藝術の一方法として取りあげようとするなら、僕は躊躇しない訣にはいかない。/僕は、超現實主義的方法によつて、どこまで新しい詩が創造されるかどうか、疑問に思つてゐるからだ。(堀辰雄『詩人も計算する』)
    • 田中君は、その相手の変にでっぷりと肥えた身体や顔のあたりにチラと疑問の眼を向けた。(橋本五郎『小曲』)
    • 農業を支配する最大の要素が天候であることには疑問の余地が無い。(中谷宇吉郎『農業物理学夜話』)

発音[編集]

ぎ↗もん

関連語[編集]

朝鮮語[編集]

名詞[編集]

의문

  1. (日本語に同じ)疑問

ベトナム語[編集]

形容詞[編集]

nghi vấn

  1. 疑問を

中国語[編集]

発音[編集]

  • ピンイン: yíwèn
  • 注音符号: ㄧˊ ㄨㄣˋ
  • 広東語: yi4man6
  • 閩南語: gî-būn
  • 客家語: ngì-mun

名詞[編集]

 ( (簡): 疑问 )

  1. (日本語に同じ)疑問