gĩthii
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キクユ語
[編集]発音
[編集]- 〔キアンブ方言〕
- 〔リムル方言〕湯川 (1981:84) によると孤立形は [ɣèðíí] であるが、後ろに gĩĩkĩ〈この〉が続く場合は [ɣèðíì ɣééké]、gĩakwa〈私の〉が続く場合も [ɣèðíì ɣéákóá]、後ろに nĩ がある場合も [ɣèðíì né] となり、前に nĩ がある場合は [né ɣéðìì]、前に ti がある場合は [tì ɣéðíì] となるなど、前後に他の語が存在するか、存在する場合はどのような種類の語であるかによってアクセントの変動が見られる[1]。なお、ti の高さについてはリムル方言と同じくキアンブ方言に属するナイロビ方言を調査した湯川 (1985:199) で高いと訂正されている[2]。湯川 (1981) では mũthũ、mũcibi、mũkebe、gĩkabũ(複数: ikabũ)、njata、gĩthii、mũthee、ihũa(複数: mahũa)、gĩcanũri、ndigithũ、ithanwa、kang'aurũ、mwatũka、kĩĩruru、mwĩthũa、mũũhau(複数: mĩĩhau)、ndarathini〈果物の一種〉、Gĩgĩkũyũ などは同じアクセントの型に分類されている[1]。
名詞
[編集]- (衣類) 毛皮から作られた、肩で結んで留める男性用のローブ (wp)[3]。通常は羊の皮が用いられるが、金持ちはハイラックスやコロブス (wp)のものを用い[3]、ヒヒ (wp)の皮製のものも存在する。
脚注
[編集]- ↑ 1.0 1.1 湯川, 恭敏「キクユ語名詞アクセント試論――リムル方言について――」『アジア・アフリカ言語文化研究』第22巻、1981年、 75-123頁。
- ↑ 湯川恭敏 (1985).「キクユ語名詞アクセント再論」 『アジア・アフリカ言語文化研究』29, 190-231.
- ↑ 3.0 3.1 "gĩthii" in Benson, T.G. (1964). Kikuyu-English dictionary, p. 509. Oxford: Clarendon Press.