蝸牛角上の争い(かぎゅうかくじょうのあらそい)
- 小国同士の争い。小さい者同士の争い。つまらない事でこだわり争うことのたとえ。
『荘子・則陽』において記される、梁の恵王に向けて、在野の賢者戴晋人が説いたとされる以下の寓話より。
- 有國於蝸之左角者、曰觸氏。有國於蝸之右角者、曰蠻氏。時相與爭地而戰、伏尸數萬、逐北旬有五日而後反。
- 蝸牛の左の角に触という国があり、蝸牛の右の角の国の蛮という国がある。蝸牛の角の上で領地を求めて争い、数万の死者を出し、十五日かけてようやく終わった(狭い土地を争って戦の被害を出すのはばかばかしいことだ)。