義理
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日本語
[編集]この単語の漢字 | |
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義 | 理 |
ぎ 第五学年 |
り 第二学年 |
音読み |
発音
[編集]名詞
[編集]- (原義であるが、近年の使用例はまれ)筋道だった正しいこと。道理。
- 門徒の僧俗の中に、人を教えて仏法の義理を乖背せらるる事は、謗法の義なり。(日有『化儀抄』)
- 社会生活を円滑におくる上で、当然に、またやむをえず行わなければならないこと。
- 立場上、相手に対して行えること。道理。条理。
- いくら年月がたったにしろ、あのいきさつを考えたら、かりに東京へ出てきたって、厚顔しく電話なんかかけて来れる義理はないのよ。(久生十蘭『猪鹿蝶』)
- なんだい、あいつは、もう二年もつづけて落第しているくせに。僕の事なんか言えた義理じゃないんだ。失敬だよ。(太宰治『誰』)
- 家族関係において、血縁関係はないが、婚姻など社会的約束事によりそれに準ずる関係となったもの。
- 生れ落ちると、料理屋へ養子にやられた。義理の母と云ふのが、さう云ふ商売にあり勝ちの女で、資本を出す男から男へ移るうち、結局は世間の恨みを買って、没落した。(原民喜『透明な輪』)