寸毫

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日本語[編集]

名詞[編集]

寸毫（すんごう）

極めて僅（わず）かなこと^[1]。ほんの少し。「毫」は「細い毛」の意。専ら「寸毫も」「寸毫の…も（「…」は名詞）」の形で、かつ否定語「ない」「ず」を後ろに伴って用いる。
- 目は威厳を保とうとする如く寸毫も他に転ぜぬ。（長塚節『菜の花』）
- もし寸毫の虚偽をも加えず、我我の友人知己に対する我我の本心を吐露するとすれば、古（いにし）えの管鮑の交りと雖（いえど）も破綻を生ぜずにはいなかったであろう。（芥川龍之介『侏儒の言葉』）

発音^(?)[編集]

す↗んごー

関連語[編集]

類義語: 毫末、秋毫、僅少、極少、鮮少

中国語[編集]

名詞[編集]

寸毫（cùnháo）

筆（ふで）、毛筆。

脚注[編集]

↑ 上田万年、松井簡治『大日本国語辞典』金港堂書籍、第3巻、1917年12月4日、紙面81ページ、デジタル44ページ、全国書誌番号：43022818、国立国会図書館デジタルライブラリー pid 954647/44

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