出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
本 分(ほんぶん)
- 本来の地位、本来具わっている分限。
- このような自然人を本分としている日本人にとりまして、興味ある事は、このフランスに於ける、世界に類例のない、個人主義に混合したコンミニズムという独特な思想上の変形が、全く新しい技術で形造られ、しかも、それが文化の擁護を目的とせずにはいられなくなったという現象であります。(横光利一 『我等と日本』)
- 身に具わっている分際、その人の尽くすべき義務。
- 一人の或る女――それは娘時代には昔風の母親に生活させられた、然し時代が真の女性の本分を要求したのに刺戟されて、初めて自分の過去の生活を反省し、社会主義から婦人運動の中にまで入り、やや反抗的な態度の生活に入る。(宮本百合子 『今日の女流作家と時代との交渉を論ず』)
本 分(běnfèn)
- 本来の地位、本来具わっている分限。
- その人の尽くすべき義務。