出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
草 草 不 一(そうそうふいつ)
- 走り書きで十分に意を尽くしていないこと。手紙の末尾に添える言葉。
- この手紙持参の人は宮沢鍒一郎とて俳道執心のものに有之よし。今般四年がかりにて俳諧辞書編輯を了え大倉書店より出版につき大兄の序文もしくは校閲願度旨にて参上仕候につき御面倒ながら御面会相願度と存候。本人は小生未知の人に候えども大倉書店よりの依頼にて一筆申上候。ただし大兄には運座の節一両度御目にかかり候由。まずは右当用のみ。草々不一。――高浜虚子 (1917年). “図書カード:漱石氏と私”. 青空文庫. 2023年6月10日閲覧。