食指が動く
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日本語
[編集]成句
[編集]由来
[編集]『春秋左氏伝・宣公四年』の以下の記事より。なお、この続きが「染指#由来」に記される。
- (白文)楚人獻黿於鄭靈公。公子宋與子家、將入見。子公之食指動。以示子家曰、他日、我如此、必嘗異味。及入、宰夫將解黿。
- (訓読文)楚人、鄭の靈公に黿を獻ず。公子宋と子家、將に入りて見えんとす。子公の食指動く。以って子家に示し曰はく、「他日、我此の如く、必ず異味を嘗ぜん。」入るに及びて、宰夫將に黿を解せんとす。
- (現代語訳)楚の人が、鄭の霊公にすっぽんを献上した。王族の子宋と側近の子家が、ちょうどそのとき霊公を訪問した。公子宋の食指(人差し指)がぴくりと動いた。子家にそれを指し示して言った、「いつでも、このようになると、必ずご馳走にありつけるんだよ。」入室すると、料理人がちょうどすっぽんをさばいていた。