鳥なき里の蝙蝠

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
鳥無き里の蝙蝠から転送)
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語

[編集]

成句

[編集]

とりなきさと蝙蝠こうもり

  1. 鳥がいないところでは、ただ飛べるというだけでコウモリが偉そうにする、あるいは偉そうに見えることから、ある分野に関して、本当に優れた人がいないところでは、ちょっとその分野に知識等があるだけで、その道の権威然とすることのたとえ。「鳥なき島の蝙蝠」とも。
    • お弟子も大分来てくれるようになり、私は昼間は箏を教えて、夜は鳥なき里のこうもりとでも言おうか、私の下手な尺八をおじさん達に教えていた。(宮城道雄 『私の若い頃』)

類義表現

[編集]

翻訳

[編集]

以下、エラスムスによる同様の言葉 in regione caecorum rex est luscus の各国語訳

関連項目

[編集]
  • 長宗我部元親 
    織田信長鳥なき島の蝙蝠(大きな敵のいない四国で覇を唱えて偉そうな顔をしている者)と言われた戦国武将。