利害関係者

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語

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名詞

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(りがいかんけいしゃ)

  1. 利害互い影響し合う関係。特に企業などの利害関係者はステークホルダーという。
    • 企業を取り巻く利害関係者とは、従業員、金融機関、取引先、最終ユーザーや消費者、投資家などを言う。創業とは、起業家がゼロから利害関係者との関係を作り上げて発展させるプロセスであり、事業を遂行していく上で、彼らとの良好な協力関係は不可欠である。――高橋徳行「成功するベンチャー 失敗するベンチャー ――起業は総合芸術――」『国民生活金融公庫調査月報』第464号、中小企業リサーチセンター、1999年12月、 13頁、 doi:10.11501/2892884
    • 利害関係者とは,企業の活動によって影響を受けると同時に,企業の活動に影響を与えうるという相互関係を有した存在であるといえる。一般的には,利害関係者として株主,従業員,銀行(メインバンク),債権者,顧客,取引先企業,社会,政府などが対象としてあげられる。証券会社の利害関係者も,各利害関係者の内容については一般企業と違いがみられるものの,その範囲に関しては一般企業と同じである。――河原久「証券会社のコーポレート・ガバナンス ――(旧)山一証券を中心として――」『商学研究論集』第13号、明治大学大学院、2000年9月、 125頁、 doi:10.11501/2890108
    • 利害関係者」とは、公務員が担当する許認可の相手方、補助金等の交付先、契約の相手方などである。公務員が仕事で接触する者すべてが利害関係者になるわけである。――石橋純二「国民の信頼回復を目指して ~国家公務員倫理法施行から半年~」『月刊Keidanren』第576号、経済団体連合会、2000年10月、 49頁、 doi:10.11501/2883543