出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 原字(楷書で「耂」と書かれる部分)は「木」に類似した形を持つ象形文字であるが由来は不明で、様々な説が存在するが定説はない[字源 1]。のち羨符「口」(楷書では「日」)を加えて「者」の字体となる。仮借して助詞の{者 /*taʔ/}に用いる。
- 『説文解字』では下の部分を「白」と説明しているが、これは誤った分析である。金文の形を見ればわかるように「白」とは関係がない。康煕字典体にはこの誤った分析に由来する点が存在する。
- ↑ 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、842-848頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、275-276頁。
林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、47頁。
- ~するもの、~する人。
- (語末に置いて主語を示す助辞)~は。
- 名詞の語尾につけて強調する。
字典掲載
康熙字典 |
961ページ, 1文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
28852/28853 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
9396/9397 |
角川大字源 (1992) |
7746/7750 |
講談社新大字典 (1993) |
12858/12863 |
大漢語林 (1992) |
9062/9063 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
1409ページ, 2文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
4巻, 2780ページ, 5文字目 |