出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 字形の由来は不明。数多くの説が存在したが定説はない[字源 1]。さらに、根拠としていた金文の文字が「害」ではないことが近年明らかにされた[字源 2]ため、これらの説は現在では無効となっている。のち仮借して「そこなう」を意味する漢語{害 /*gaats/}に用いる。
- ↑ 季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、601-602頁。
- ↑ 大西克也 「論古文字資料中的“害”字及其読音問題」 『古文字研究』第24輯 中国古文字研究会、中山大学古文字研究所編、中華書局、2002年、303-306頁。
陳剣 「簡談清華簡《四告》与金文的“祜福”——附釈唐侯諸器的“佩(賵)”字」 『出土文献綜合研究集刊』第13輯 巴蜀書社、2021年、1-22頁。
字典掲載
康熙字典 |
286ページ, 12文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
7165 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
2570/2571/2572 |
角川大字源 (1992) |
2072/2073 |
講談社新大字典 (1993) |
3495/3496 |
大漢語林 (1992) |
2519/2520 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
565ページ, 9文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
2巻, 929ページ, 5文字目 |