じゃ
出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
しゃ も参照。
日本語 [編集]
接続詞 [編集]
じゃ
- (口語)話題を次の段階に進めるときや転換するときに使う。接続詞としての「では」と同義。
- 「じゃさよなら。」女の子がふりかえって二人に云いました。(宮沢賢治『銀河鉄道の夜』)
類義語 [編集]
縮約形 [編集]
じゃ
- (口語)文や節のあとに置き、文についての提題をするときに使う。
- 「何しろ項羽と云う男は、英雄の器(うつわ)じゃないですな。」(芥川龍之介『英雄の器』)
- 私は二十世紀の文明は皆な無意義になるんじゃないかと思う。(二葉亭四迷『私は懐疑派だ』)
- (口語)位置や時間、方法、範囲についての提題をするときに使う。
- 其後は変化もなく今日迄やって来て居るが、やって見れば余り面白くもないので、此頃は又、商売替をしたいと思うけれど、今じゃもう仕方がない。(芥川龍之介『落第』)
- 古い説かも知らんが私の知ってる限りじゃ、今迄の美学者も実感を芸術の真髄とはせず、空想が即ち本態であるとしている。(二葉亭四迷『私は懐疑派だ』)
- (口語)述語についての提題をするときに使う。「〜(い)では」や「〜(い)でしまうと」に言い換えられる。撥音便化した動詞の連用形のあとに置く。撥音便でない動詞の連用形のあとでは「ちゃ」を用いる。
- 「そんなに騒いじゃ、犯人に気付かれますよ」(海野十三『疑問の金塊』)
- 「何をそんなに塞いでお出でなさるの」「何も塞いじゃいません」(二葉亭四迷『浮雲』)
語源 [編集]
- (語義1)断定の助動詞だ+係助詞はより。
- (語義2)格助詞で+係助詞はより。
- (語義3)接続助詞てが撥音便化したで+係助詞はより。
類義語 [編集]
助動詞 [編集]
じゃ
- (役割語としての老人語、方言)断定の助動詞だと同義。
- 「この髪(かみ)を抜いてな、この髪を抜いてな、鬘(かずら)にしようと思うたのじゃ。」(芥川龍之介『羅生門』)
語源 [編集]
で+あるより。
類義語 [編集]