玩物喪志

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日本語[編集]

成句[編集]

   (がんぶつそうし)

  1. 珍しい夢中になるあまり、大志忘れてしまうこと。

出典[編集]

書経』旅獒

  • 紂王誅滅して王朝を樹立した武王の元には諸国から貢物が集まり、旅(りょ)の国からはごう(身の丈四尺に及び、人の心を解する大犬)が献上された。武王は大いに喜んだが、重臣の召公は武王が珍獣に心を奪われて国政を疎かにしては国が滅ぶと懸念し、以下のように説いて武王を諫めた。
【白文】
玩人喪德、玩物喪志
【訓読文】
もてあそべばうしなひ、を玩べばを喪ふ。
【現代語訳】
他人おもちゃのように扱えば、自分の徳を失う結果に陥る。物をもてあそべば、志を失う結果に陥る。

動詞[編集]


中国語[編集]

成句[編集]

wánwùsàngzhì 簡体字:玩物丧志

  1. 珍しい夢中になるあまり、大志忘れてしまうこと。