ぬえ
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日本語
[編集]名詞
[編集]- 空想上の動物。頭は猿、胴体は狸、尻尾は蛇、手足は虎でトラツグミの様な声で鳴く。
- (略)城のその屋根の上へ、山も見えぬのに、鵺が乗って来そうな雲が、真黒な壁で上から圧附けるばかり、鉛を熔かして、むらむらと湧懸って来たろうではないか。(泉鏡花『南地心中』)
- 複数のものが混合されて出来上がったもの。
- 口頭伝承と、言語とは、別なものである。そして後者は、段々時代の経るに従うて変化して行くもので、民族が古ければ古い程、多く変化する。が、口頭伝承の方は、一部分は、時代と調和するが、段々時代の経過するにつれて、其処に変な、鵺のやうな文章が出来上る。(折口信夫『古代に於ける言語伝承の推移』)
- 正体がよくわからなかったり、曖昧なもの、こと。
- トラツグミの異称。
関連語
[編集]語義2