出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ひとつき【一 月】
- 一つの暦法上の月に相当する時間。
- 「ああ、何か一種異様の愛着をもって自然が推移するのだ。それ故、一月近くいて見ると、ここを去るのが変にのこり惜しい。いつか四周の自然に暗示されて、何か見るべきものの終りを見ずに去るような感情さえ起させるのだ」(宮本百合子 『夏遠き山』)
ひとつき【一 杯】
- 杯で、一杯。
ひとつき【一 突(き)、一 衝(き)、一 撞(き)】
- 一度突くこと。
- わたしはまだ今までに、あの位気性の烈しい女は、一人も見た事がありません。もしその時でも油断していたらば、一突に脾腹を突かれたでしょう。(芥川龍之介『藪の中』)