会意形声文字
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日本語[編集]
名詞[編集]
- 漢字の造字法のひとつで、会意文字と形声文字の特徴を併せ持つもの。六書にはない造字法であるが、従来形声文字と分類されていたものが、その音を表す文字も類縁の文字を選んでいるという事実から造字法として区分するようになっている。例えば、「清」は従来、「水」が意味を表し「青(セイ)」が音をつけ「水が澄んだ」を意味する形声文字であると説明されていたが、そもそも、文字成立前からある音声言語「*tsing」(上古音は異なる)の音が「澄んだ」を意味し、そのため、「青」の文字を使用しているとされる。共通の音符をもつ「静」、「晴」、「精」なども同様の基本義から成る。学説としては、中国における右文説に起源を有し、現在において、従来、形声文字とされていたもののほとんどは会意形声文字とされる。