出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 戦国文字(曾候乙墓出土漆箱二十八宿の「牽牛」の字)は「⿱衣又(𮕧)」で、手で衣を引っ張る形。後に秦漢文字(睡虎地簡など)で声符「矛(矜・𥎊/*k-riŋ/」の略体)」が加えられ、「又」が「手」に変更、更に「牛」に訛変して「牽」字になった。[字源 1]。「ひく」を意味する漢語{牽 /*kʰˤin/}を表す字。
- 「⿱衣又(𮕧)」は甲骨文字では{擐/*wrˤenh/服を着る}も表す一形多用の字。袁#字源参照。[字源 2]
- 『説文解字』では「牛」+声符「玄」と説明されているが、「玄/*wˤin/」とは声が異なるため誤った分析である。秦漢文字からも「玄」とは無関係。
- ↑ 蘇建洲《説「牽」》『中国文字』二〇二一冬季號(總第六期)
- ↑ 裘錫圭 《釈殷墟甲骨文裏的“遠”“𤞷”(邇)及有関諸字》『裘錫圭學術文集』,第一冊,頁167-176。
文字コード (文字集合規格)
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- Big5:
0xB26F
- CNS 11643: 1面
0x5B74
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| 韓国 |
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字典掲載
| 康熙字典 |
701ページ, 2文字目 |
| 諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
20025 |
| 新潮日本語漢字辞典 (2008) |
6865 |
| 角川大字源 (1992) |
5654 |
| 講談社新大字典 (1993) |
9546 |
| 大漢語林 (1992) |
6716 |
| 三星漢韓大辞典 (1988) |
1114ページ, 11文字目 |
| 漢語大字典 (1986–1989) |
3巻、1811ページ、11文字目 |