切腹道具

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日本語[編集]

名詞[編集]

(せっぷくどうぐ)

  1. 切腹する際に使用する道具。また、切腹させようとする嘲る言葉
    • 家来藤内が密通の女に御太刀を盗ませしと。証拠を出す上からは好い仕合しあはせ切腹道具――近松門左衛門「雪女五枚羽子板」『近松門左衛門全集』第4巻、高野辰之黒木勘蔵校訂、春陽堂、1922年11月、209頁。
    • 源「おまへかへらんではらんよ、切腹道具せつぷくだうぐ着替きかへてからのことだから、どうかつてておくれ。――三遊亭圓朝「操競女学校」『円朝全集』巻の11、鈴木行三校訂、春陽堂、1927年11月、223頁。
    • 尤左様相成候ては、桜閣初めは切腹道具と可相成候。――「安政五年三月十八日」『大日本維新史料』第3編の3、維新史料編纂会、1939年10月、661頁。