出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 象形。甲骨文字は両手で鼎を奉ずる形で、食事を準備するさまを象る。「そなえる」「置く」「準備する」を意味する漢語{具 /*ɡ(r)os/}および{饌 /*dzrons/}を表す字。[字源 1]
「具」は2種類の音を持つ。
- /*KO/。{具 /*ɡ(r)os/}を表す。
- /*TSON/。{饌 /*dzrons/}を表し「算」の音符になっている。算#字源を参照。
- ↑ 林澐 「新版《金文編》正文部分釈字商榷」 『中国古文字学会第八届年会論文』 1990年。
黄徳寛主編 『古文字譜系疏証』 商務印書館、2007年、2774-2775頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、174-176頁。
林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、291-292頁。
- (グ)(助数詞)器具・衣服・甲冑などでひとそろいのものを数える。組。式。
- 四角号碼: 60801 / 77801 / 60801
- 倉頡入力法: 月一一金 (BMMC)
字典掲載
康熙字典 |
128ページ, 1文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
1473 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
703/704 |
角川大字源 (1992) |
556/557 |
講談社新大字典 (1993) |
915/916 |
大漢語林 (1992) |
706/707 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
286ページ, 11文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
1巻, 246ページ, 4文字目 |