地獄の沙汰も金次第

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日本語[編集]

成句[編集]

地獄ジゴク沙汰サタかね次第シダイ

  1. (「閻魔大王が下す地獄での判決も金次第では軽くもなる」ことから)世の中、金があれば何でも解決できるというたとえ。
    • 明日の晩実は柳橋で御馳走になる約束があるのだが一日だけ日延してはくれまいかと願つて見たとて鬼の事だからまさか承知しまいナ。もつとも地獄の沙汰も金次第といふから犢鼻褌ふんどしのカクシへおひねりを一つ投げこめば鬼の角も折れない事はあるまいが、生憎今は十銭の銀貨も無いヤ。(正岡子規 『墓』)

同義句[編集]

参照[編集]

  • 上方いろはがるた、尾張いろはがるたにおいて、「ち(「地獄」を「ぢごく」と書く)」の読み札。
  • 江戸いろはがるた:ちりも積もれば山となる
    幸田露伴『東西伊呂波短歌評釈』
    • 東は小善小悪も之を易り之を軽んず可からざるを云ひ、西は黄金の力の広大無辺なるを云へるなり。

翻訳[編集]