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漢字[編集]

字源[編集]

  • 形声+ハ(鉱物の意)+(キン=「含む」をあらわす)から、土中に含まれる鉱物、転じて金属の意味に用いる。

金文

小篆

流伝の古文字
西周

説文
(漢)
《六書通》
(明)

意義[編集]

  1. 金属
    1. 金属の一種、こがね。またその色。
    2. 金属製の道具、楽器、武器など
  2. 貨幣の単位
  3. かたい
  4. 五行七曜の一つで金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表す。
  5. 中国の歴史王朝。女真族が建設した国家。
    1. 現在の東北部に興り、華北を支配した。1115年建国、1234年滅亡。→w:金 (王朝)
    2. 現在の東北部に興り、の母体となった。→w:後金
  6. 韓国人の姓の一つ。金日成 , 金大中など
  7. の代字。
    • 賃金(本来は「賃銀」)

日本語[編集]

発音(?)[編集]

名詞[編集]

  1. (キン)金属元素の一つ。元素記号Au, 原子番号79, 原子量196.96655。こがね黄金
    1. またその単体である黄色の金属。密度19300kg/m3。融点1337.33K。沸点3129K。きわめて反応性に乏しい。純度の高いものは柔らかい。熱伝導性、電気伝導性に優れる。貨幣や宝飾のほか、耐蝕性をあげるためのメッキや電子部品の配線などに用いられる。
  2. (キン) (古用法) おかね
    • 一封
  3. (キン)金属の金のような光沢のあるオレンジがかった黄色金色黄金色山吹色
  4. (キン)将棋金将」の略。
  5. (キン)金曜日の略。
  6. (かね)金属
  7. (かね)金銭

発音[編集]

  • キ↘ン

訳語[編集]

金色 — 「金色#翻訳」を参照のこと

接頭辞 [編集]

  1. (かな、かね) 金属
    • だらい。

接尾辞[編集]

  1. (キン)金の純度を示す単位。純金を24金とし、他金属の含有量の割合を表す。カラット
  2. (キン) やり取りされるまとまったおかね
    • 奨学。賠償。預け
  3. (かね、がね) 金属。金属部品。
    • 留め
  4. (かね、がね) まとまったおかね
    • 無駄。はした

熟語[編集]


中国語[編集]

名詞[編集]

(jīn)

  1. 金(金属)

人名[編集]

(Jīn)

  1. 中国人のの一つ。百家姓第29位。

朝鮮語[編集]

*

は人名・地名のみ。

名詞[編集]

  1. 金(金属)

人名[編集]

  1. 朝鮮人のの一つ。

熟語[編集]


ベトナム語[編集]

*

名詞[編集]

  1. 金(金属)

人名[編集]

  1. ベトナム人のの一つ。

コード等[編集]

点字[編集]