コンテンツにスキップ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

漢字

[編集]

字源

[編集]
  • 平安時代の頃から「木」と書かれていた。「杤」は「トチ」を「十(ト)×千(チ)=万」という言葉遊びのように作られたとされる国字。それとは別に中国には「」というくりのような実がなる木を表す字があり、江戸の漢学者はこちらを地名に使用していた。「杤」の影響もあってか、「萬」を「万」と略するように「櫔」を「⿰木厉」と略した字が江戸時代以前から用いられてきた。明治時代の廃藩置県では「⿰木厉」の字が採用され、「厂」の1画目を右から書く「栃」が採用されたのは昭和中期以降である。[字源 1]

参考文献

[編集]
  1. 笹原宏之《日本製漢字の造字法 付・朝鮮(韓国)製漢字の造字法》『漢字系文字の世界 字体と造字法』日本漢字学会編, 吉川雅之編集主幹. 花鳥社, 2022, p.129。
    笹原宏之『漢字に託した「日本の心」』、NHK出版新書、2014年、p.188。

意義

[編集]
  1. 栃木県」の用字。
  2. (語義1の用法確定後の用例)トチノキ。樹木の一種。

日本語

[編集]
教育漢字 (第4学年)
  • 音読み: レイ (本来音読みは存在しないが、栃木県の往来を意味する「来栃」「帰栃」などの文章表現でなどの類推から読まれることがある。)

運用

[編集]
1942年 12月
  • 標準漢字表内字(準常用漢字)
1946年 11月
  • 表外字となる
2004年 9月
  • 人名用漢字に追加される
2010年 11月
  • 常用漢字にまたなる
2020年 4月

朝鮮語

[編集]

*

文字情報

[編集]
U+6803, 栃
CJK 統合漢字-6803

[U+6802]
CJK Unified Ideographs
[U+6804]
文字コード (文字集合規格)
-
日本
中国
韓国
  • KS X 1002: 0x744C
漢点字 六点漢字
字典掲載
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 14687
新潮日本語漢字辞典 (2008) 4966
4967
角川大字源 (1992) 4162
講談社新大字典 (1993) 6905
大漢語林 (1992) 5060