出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 象形(OC /*p(r)aʔ/)。甲骨文字では手に縄をかけた形で{捕/[b]ˤa-s/とらえる}の表意字。[字源 1]
- 従来は甲骨文字「⿱屮田」が「甫」とされていたが、{圃/*p(r)aʔ/}の表意字で別字である(圃#字源参照)。
「⿱屮田」の方は金文で声符として用いられ、「又(寸)」に従い「尃」字に作る(尃#字源参照)。
「甫」の甲骨文字 | 「甫」の西周・春秋金文 |
「甫」の甲骨文字 | 「甫」の西周・春秋金文 |
- ↑ 謝明文《“⿱屮田”“甫”關係新探——兼釋甲骨文中的“甫”字》『念兹在兹:復旦大學出土文獻與古文字研究中心成立廿載紀念論文集』2025年3月、中西書局
→謝明文《字詞關系研究助力古文字釋讀例説》(2024)
『出土文獻與古文字教程 』(2024)中册p.360
字典掲載
康熙字典 |
756ページ, 2文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
21706 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
7333 |
角川大字源 (1992) |
6046 |
講談社新大字典 (1993) |
10119 |
大漢語林 (1992) |
7156 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
1166ページ, 4文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
1巻, 20ページ, 1文字目 |