あえぐ

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日本語[編集]

動詞[編集]

あえぐ【ぐ】

  1. 切らし苦しそうに呼吸すること。
    • 蛇が蛇自身の目では見渡せないあの長いからだを、うまく舵を取って順序よく巻きついて行く手ぎわは見ものである。虎のほうでも徐々に胴のまわりに巻きつくのを、どう防御していいか見当がつかないので困るらしい。だんだんに締めつけられて、虎は息苦しそうにはあはあとあえぐのであるが、それでも少しもうろたえたような、弱ったような様子の見えないのはさすがにえらい。(寺田寅彦『映画「マルガ」に現われた動物の闘争』)
  2. (比喩)貧困などの苦境にあって、ようやく生きながらえること。
    • 戦争に敗けて国民が生活の苦しさにあえいでいる時、賢いと自負している男達の中にはまだまだ小慧しい小細工を弄し政治界等に勢力を張ろうと懸命になっているものがありますが、今こそ女の人はほんとうに賢くなり正しく立派な自分達のための代表者を選び出さなくちゃなりませんよ。(宮本百合子『家庭裁判』)

活用

ガ行五段活用
あえ-ぐ