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ます

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

マス および 摩す も参照。

日本語

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語源1

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発音

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  • (東京式) [máꜜsù] (頭高型 – [1])[1]
  • IPA(?): [ma̠sɨᵝ]
  • 母音無声化が生じる場合もある。この語で言い切るもので、疑問文や方言で語尾を上げて発音する場合は母音もはっきりと発音される。
  • この語が接続すると接続する語のアクセント型に関わらずアクセントが変化する。ただし二語の成分に分解可能でかつ前半の成分に下がり目がある語の場合はもともとの語のアクセントを保持する。例えば「恐れ入る」、「喚起する」などはアクセントを保持する。
    • 「ます」や「ました」の場合は助動詞の第一モーラにアクセント核が移動する。例えば「た↗べ↘る」は「た↗べま↘す」や「た↗べま↘した」となり、「き↘る」は「き↗りま↘す」や「き↗りま↘した」となる。
    • 「ましょう」や「ません」の場合は助動詞の第二モーラにアクセント核が移動する。例えば「た↗べ↘る」は「た↗べましょ↘ー」や「た↗べませ↘ん」となり、「き↘る」は「き↗りましょ↘ー」や「き↗りませ↘ん」となる。

助動詞

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ます

  1. (丁寧語) 動詞の連用形について、丁寧さを示す。[1604-08年]
    • ここにリンゴがあります
    • さあ、やってみましょう。
    • そのようなことがありますれば、大変なことになりましょう。
      (やや古風・雅な言い方)
    • どうかお許しくださいまし
      (古風・雅・女性的な言い方)
活用
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未然形連用形終止形連体形仮定形命令形活用型
ませ
ましょ
ましますますますれませ
まし
特殊型
  • ござるなさるくださるおっしゃるいらっしゃるの連用形に「ます」が続くときは、イ音便化して「ござい(ます)」「なさい(ます)」「ください(ます)」「おっしゃい(ます)」「いらっしゃい(ます)」となることが多い。
関連語
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語源2

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発音

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名詞

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ます(語義1、一升枡)
ます(語義5、両国国技館の枡席)
ます(語義6、三つ入子枡)

ます

  1. (容器) 米などの状のものや、酒などの液体体積を測るための、四角状の容器。[927年~]
    • 1937年, 吉川英治, “風の巻”, in 宮本武蔵:
      「おやじ、もう一杯酌んでくれ。――なに、冷酒でいい、そこの大きなで」
    • 1946年, 横光利一, 夜の靴:
      米櫃の蓋をとってで計ってみている妻の手つきがかたかた寒い音を立てている。
  2. 語義1のものを用いて測った分量[984年~]
  3. のつなぎ目に付ける
  4. 銭湯で、湯船などから湯を汲む箱。
  5. 劇場相撲場で観客が座る、四角形に仕切られた[1829年~]
    • 1917年, 高浜虚子, 漱石氏と私:
      昨日は失敬本日学校でモリスに聞いて見た所二十八日の喜多の能を見に行くからを一つ(上等な所。あまり舞台が鼻の先にない所を)とってもらいたいという事であります。
    • 1930年, 小出楢重, めでたき風景:
      昨夜も久しぶりで、窮屈なの中へ四人の者が並んで見たが、四人の洋服は八本の足を持っているものだからその片づけ場所がないのだ。
  6. 紋所の一つで、語義1のものを抽象的にした記号。
  7. (略語) [1705年~]
    1. ますおとし略語。
    2. ますわな略語。
  8. (建築, ) 社寺で、肘木と交互に置き組み合わせる板材の一種。方形をしている。[1035年~]
  9. (ボードゲーム) チェスなどで、を置くことができる一つ一つの区画助数詞的にも用いる。ますめ
  10. すごろくで、プレイヤーが止まったり通過したりといった行動の単位となる一つ一つの地点。助数詞的にも用いる。
派生語
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語源3

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発音

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動詞

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ます増す益す

  1. (自動詞) ものかず多くなる。[8世紀~]
    類義語: ふえる, 増加する
    • 1913年, 高浜虚子, 俳句の作りよう:
      五月雨が降ったためにへご鉢の水が増した、という光景はきわめて的確な目前の事実であります。
    • 1934年, 江戸川乱歩, 黒蜥蜴:
      手紙の数が増すにしたがって、誘拐の日が一日一日とせまってくるように感じられた。
    • 1953年, 浅沼稲次郎, 浅沼稲次郎の三つの代表的演説:
      吉田内閣の退陣が一日早ければ、それだけ国家の利益は益すということになるのであります。
  2. (自動詞) より優れるまさっている。[8世紀~]
  3. (自動詞) より勢い激しくなる。[10世紀~]
  4. (他動詞) ものかず多くする。[10世紀~]
    類義語: ふやす, 増加させる
    • 1911年, 小島烏水, 高山の雪:
      山岳は雪を被むるによって、その美しさを一層増す
    • 1937年, 中原中也, デボルド―ヷルモオル:
      由来彼女の光茫はその輝きを益すばかりである。
活用
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派生語
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翻訳
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語義1

語義2

語源4

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盗賊言葉。

名詞

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ます

  1. (隠語) 合鍵

脚注

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  1. 1 2 3 NHK放送文化研究所『NHK 日本語発音アクセント新辞典』日本放送出版協会、東京、2016年。→ISBN

古典日本語

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語源1

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動詞

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ます在す坐す

  1. (尊敬語) あり」「をり」。いらっしゃる。おいでになる。[8世紀~]
    1. 特に、「この世にいらっしゃる」の意。[905-14年~]
  2. (尊敬語) ゆく」「来 ()」。いらっしゃる。おいでになる。[8世紀~]
  3. (補助動詞) 動詞連用形について、尊敬や存続の意を伴う尊敬を表す。おやりになる。していらっしゃる。[720年~]
派生語
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活用
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ま-す 動詞活用表日本語の活用
サ行四段活用
語幹未然形連用形終止形連体形已然形命令形

語源2

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「まうす」の音変化。

動詞

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ます申す

  1. まうす別形。[867年~]
活用
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ま-す 動詞活用表日本語の活用
サ行四段活用
語幹未然形連用形終止形連体形已然形命令形

脚注

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