ぬか

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ぬかー も参照。

日本語[編集]

名詞[編集]

ぬか

  1. 穀物精白する際に分離した果皮種皮胚芽など。

発音[編集]

派生語[編集]

類義語[編集]

接頭辞 [編集]

ぬか

  1. こまかい役に立たない、といった意味を表す。
    • 糠雨。ぬか喜び

動詞[編集]

ぬか

  1. ぬく」の未然形。

連語[編集]

ぬか

語源[編集]

打ち消しの助動詞「」+疑問の助詞「

  1. 否定の疑問。
    • 一切の空間は何故に消失せぬか。(北條民雄「童貞記」)
  2. 疑念。
    • 表へ出れば人の波にさらわれるかと思い、家に帰れば汽車が自分の部屋に衝突しはせぬかと疑い、朝夕安き心はなかった。(夏目漱石「倫敦塔」)
  3. 反語。
    • いかなる名人上手でも細工の出来不出来は時の運。一生のうちに一度でもあっぱれ名作が出来ようならば、それがすなわち名人ではござりませぬか。(岡本綺堂「修禅寺物語」)
  4. 確認。念押し。
    • では、姉様の安否も知れませぬか。(岡本綺堂「修禅寺物語」)
  5. 勧誘。
    • きょうからは精出して働こうではござんせぬか。(岡本綺堂「修禅寺物語」)
  6. 命令。強い指示。
    • ええ、騒がしい。鎮まらぬか。(岡本綺堂「修禅寺物語」)

沖縄語[編集]

名詞[編集]

ぬか

  1. (日本語に同じ)ぬか。

古典日本語[編集]

名詞[編集]

ぬか

  1. ひたい
  2. ぬかずくこと。礼拝

発音[編集]

二拍名詞一類(?)

連語[編集]

ぬか

  1. (上代語)願望の意を表す。〜てしい。

語源[編集]

打消の助動詞「」の連体形 + 終助詞「