むにゃむにゃ

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日本語[編集]

副詞[編集]

むにゃむにゃ

  1. 意味分からない言葉言うさま。
    • うむ買うよ買うよとやはり頬杖を突いたままで、むにゃむにゃ云ってるうちに三重吉は黙ってしまった。(夏目漱石『文鳥』)〔1908年〕[1]
    • おっかさん、よし坊がなにかいってますよ。むにゃむにゃって、目をつむったまま、いってますよ。(新美南吉『病む子の祭』)〔1947年〕[2]
    • するとチェーホフは当惑そうな微笑をもらし、顎ひげを引っぱりながら何やらむにゃむにゃ言った。(神西清『チェーホフ序説』)〔1948年〕[3]
  2. 口の中に食べ物を含み、ゆっくり噛みながら食べているさま。
    • 「なまねこ、なまねこ、こんどは兎の脚をかじれとはあんまりはねるためでございませうか。はいはい、かじりますかじりますなまねこなまねこ。」と云ひながら兎のあとあしをむにゃむにゃ食べました。(宮沢賢治『洞熊学校を卒業した三人』[4]
    • かえったときは、何か口に入れてむにゃむにゃかんで居る。(宮本百合子『日記』)〔1929年〕[5]

発音[編集]

む↘にゃむにゃ

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  1. 青空文庫(1999年5月12日公開、2011年3月20日修正)(底本:「夏目漱石全集10」ちくま文庫、筑摩書房、1988年7月26日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/753_42587.html 2018年4月7日参照。
  2. 青空文庫(1999年7月4日公開、2006年1月28日修正)(底本:「牛をつないだ椿の木」角川文庫、角川書店、1974年1月30日12版)https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/640_21638.html 2018年4月7日参照。
  3. 青空文庫(2014年7月16日作成)(底本:「カシタンカ・ねむい 他七篇」岩波文庫、岩波書店、2008年6月25日第2刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001157/files/51402_54037.html 2018年4月7日参照。
  4. 青空文庫(2008年2月27日作成)(底本:「新修宮沢賢治全集 第十一巻」筑摩書房、1983年12月20日初版第5刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/4418_29936.html 2018年4月7日参照。
  5. 青空文庫(2015年12月13日作成)(底本:「宮本百合子全集 第二十四巻」新日本出版社、1986年3月20日第4刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/46247_58081.html 2018年4月7日参照。