遠心力

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日本語

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名詞

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(えんしんりょく)

  1. (力学) 回転するにおいて、回転中心から外向きに働く
    • 1934年、大阪圭吉「気狂い機関車」[1]
      一方、操縦室の床に倒れていた井上順三の屍体は、機関車の加速度と、曲線に於ける遠心力の法則に従って、あの通りに投げ出されます。
    • 1953年、中谷宇吉郎「高度八十マイル」[2]
      宇宙旅行用ロケットの場合は、地球の重力圏外に出ればもちろんのこと、それまでいかなくても、遠心力との釣合で、重力がぜんぜん感ぜられない状態になることがある。すなわち人間の身体が宙に浮いてしまうのである。
  2. (比喩的に)強調団結壊したり遠ざけたりする働き影響
    • 1991年、遠藤乙彦、第121回国会衆議院[3]
      現在のソ連、特に昨今のソ連は大変強烈な遠心力が作用している状態だと私は見ておりまして、それは政治のレベル、経済のレベル、あと連邦と共和国のレベルにおきまして大変強烈な遠心力が働いている。政治のレベルでは民主化、自由化という動き、それから経済では市場経済への移行、それからさらに共和国の独立、こういう要素が働いております。
    • 2020年、経済産業省、2020年7月7日ニュースリリース[4]
      このような感染症の危機の中で、医療用品の輸出制限など緊急時における自国優先策が見られ、国際協調への遠心力が働いています。その一方で、フェイス・トゥ・フェイスの交流を必要としないデジタル技術の発展や社会実装が急速に進み、コロナテックとも呼ばれています。

翻訳

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関連語

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朝鮮語

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名詞

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원심력

  1. (日本語に同じ)遠心力。

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  1. 青空文庫(2008年11月12日作成)(底本:「とむらい機関車」国書刊行会、1992年5月25日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000236/files/1263_33431.html
  2. 青空文庫(2016年3月4日作成)(底本:「中谷宇吉郎集 第八巻」岩波書店、2001年5月7日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001569/files/57270_58835.html
  3. 「第121回国会 衆議院 外務委員会 第2号 平成3年8月30日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=112103968X00219910830&spkNum=69&single 2020年10月25日参照
  4. 2020年7月7日 "「令和2年版通商白書」を取りまとめました"(経済産業省ホームページ)政府標準利用規約(第2.0版)公開 https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200707001/20200707001.html 2020年10月25日参照。