出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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U+529B, 力
CJK 統合漢字-529B

[U+529A]
CJK統合漢字
[U+529C]
U+F98A, 力
CJK 互換漢字-F98A

[U+F989]
CJK互換漢字
[U+F98B]

漢字

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字源

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  • 象形。土を掘る農具を象る[字源 1]。「すき」を意味する漢語 /*rə/}を表す字。のち仮借して「ちから」を意味する漢語{ /*rək/}に用いる。
    • 金文の形が「」(手を象る象形文字)と類似することから、腕の形を象る象形文字と解釈する説があるが、甲骨文字の形を見ればわかるようにこれは誤った分析である。

甲骨文字 金文

金文 金文 簡帛文字 簡牘文字

小篆

流伝の古文字
西周 春秋時代 戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 徐中舒 「耒耜考」 『中央研究院歴史語言研究所集刊』第2本1分 1930年。
    裘錫圭 「甲骨文中所見的商代農業」 『古文字論集』 裘錫圭、中華書局、1992年、162-165頁。
    季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、919-920頁。
    林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、155頁。
    徐超 『古漢字通解500例』 中華書局、2022年、108-109頁。

意義

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  1. ちから

日本語

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発音

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名詞

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  1. (りき)ちから
    • 巨人軍の川上という岩のように立派な身体の選手が、りきが足りない、もっと力が欲しいと嘆いてる始末じゃないか。(坂口安吾「町内の二天才」)〔1953年〕[1]
  2. (ちから)「ちから」を参照。

派生語

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接尾辞

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  1. (りょく)~力:働きかけることができる機能や抽象概念の大きさ。影響を及ぼすことができる度合い。
  2. (りょく)~力:働きかけるしくみを利用していること。

熟語

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中国語

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*

名詞

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  1. ちから

人名

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  1. 中国人ののひとつ。

熟語

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朝鮮語

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*

熟語

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ベトナム語

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*

名詞

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  1. ちから

熟語

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コード等

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点字

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  1. 青空文庫(2009年4月19日作成)(底本:「坂口安吾全集 14」筑摩書房、1999年6月20日初版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42959_34964.html 2019年5月27日参照。