出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
漢字
- 筆順 :
(日本における筆順)
(中国における筆順)
- 象形。土を掘る農具を象る[字源 1]。「すき」を意味する漢語{梩 /*rə/}を表す字。のち仮借して「ちから」を意味する漢語{力 /*rək/}に用いる。
- 金文の形が「又」(手を象る象形文字)と類似することから、腕の形を象る象形文字と解釈する説があるが、甲骨文字の形を見ればわかるようにこれは誤った分析である。
- ↑ 徐中舒 「耒耜考」 『中央研究院歴史語言研究所集刊』第2本1分 1930年。
裘錫圭 「甲骨文中所見的商代農業」 『古文字論集』 裘錫圭、中華書局、1992年、162-165頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、919-920頁。
林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、155頁。
徐超 『古漢字通解500例』 中華書局、2022年、108-109頁。
- ちから
- (りき)ちから。
- 巨人軍の川上という岩のように立派な身体の選手が、力が足りない、もっと力が欲しいと嘆いてる始末じゃないか。(坂口安吾「町内の二天才」)〔1953年〕[1]
- (ちから)「ちから」を参照。
- (りょく)~力:働きかけることができる機能や抽象概念の大きさ。影響を及ぼすことができる度合い。
- (りょく)~力:働きかけるしくみを利用していること。
力 *
- ちから。
- 中国人の姓のひとつ。
力 *
力 *
- ちから
字典掲載
康熙字典
|
146ページ, 5文字目
|
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版)
|
2288
|
新潮日本語漢字辞典 (2008)
|
962
|
角川大字源 (1992)
|
786
|
講談社新大字典 (1993)
|
1296
|
大漢語林 (1992)
|
944
|
三星漢韓大辞典 (1988)
|
327ページ, 31文字目
|
漢語大字典 (1986-1989)
|
1巻, 364ページ, 4文字目
|