urar

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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アイヌ語

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カナ表記 ウラㇻ/ウラㇽ

発音

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  • IPA(?): /u.ɾaɾ/, [ʔu.ɾaɾ(a̽)]

名詞

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urar

  1. (気象) きりもや
    • バクノネコロ・/カントコトル・/アコシヱタイヹ・/ウラルカント・/アランボソレ・/ノチウオカント・/アランボソレ・/[■ /カ]ムイモシロル・/アコヱソヨシマ・[1]
      pakno ne kor / kanto kotor / a=kosietaye / urar kanto / a=ramposore / nociw’o kanto / a=ramposore / kamuy mosir or / a=koesoyosma
      そして/空へ/飛び立って/の天を/突き抜け/星の天を/突き抜け/神の国に/パッと飛び出た。
    • トゥ アイヌ ウラㇻ[2]
      tu aynu urar
      二つの人間の
    • ネㇷ゚ カ イケサンパ ヤッカ イオカケ タ クンネ ウラㇻ ホラウォチウェ[3]
      nep ka i=kesanpa yakka i=okake ta kunne urar horaociwe
      何かが追いかけて きても後ろに黒いが降りてきて
    • イエトコ タ ペケㇾ ウラㇻ ホラウォチウェ ワ キラアン ペ ネ』[4]
      i=etoko ta peker urar horaoci we wa kira=an pe ne
      私の前に澄んだが下りてきて逃げられるのだ』
    • ネラボキタ・/ケナシバネヒ・/ドクンネウララ・/コヘドク・/イヱンカシケ・/コニシネイクル/オッテカネ・/インカラアンルヹ・/エネオカヒ・[5]
      ne rapoki ta / kenas pa ne hi / tu kunne urar / kohetuku / i=enkaske / konissineykur- / otte kane / inkar=an ruwe / ene oka hi
      そうしている間に/木原の上手に/多くの黒いもやが/出てきて/私の上に向かって/雲の一団が/かかってきて/見ると/このようだった。
    • ヤウンクㇽ ウラㇻ[6]
      yaunkur urar
      本島人の

出典

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  1. 鍋沢元蔵 (1954), Nabesawa-3 yukar (2), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040 
  2. 平賀さだも (1969), “9-4 ユカㇻ「サㇰソモアイェㇷ゚」(3)(サㇰソモアイェ ㇷ゚退治(3))”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  3. 鍋澤ねぷき (1969), “16-6 ルパイェユカㇻ「アトゥイソカタ クッタㇻ モシㇼ」(海の上のイタドリの国)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  4. 鍋澤ねぷき (1969), “16-6 ルパイェユカㇻ「アトゥイソカタ クッタㇻ モシㇼ」(海の上のイタドリの国)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月 
  5. 鍋沢元蔵 (1954), Nabesawa-3 yukar (2), in 中村裕; 遠藤志保, “鍋沢元蔵筆録ノート : 翻刻と訳注”, 国立民族学博物館所蔵 鍋沢元蔵ノートの研究, 2016-06-01, doi:10.15021/00006040 
  6. 平賀さだも (1969), “13-4 ユカㇻ「アペサㇰスクㇷ゚ ワッカサㇰスクㇷ゚」(火なしに育った、水なしに育った)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月