つつ

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

名詞[編集]

つつ

  1. 先端丸く細長い構造で中が空洞となっているもの。
    • 竹の
  2. 銃身砲身大砲
    • 捧げ
  3. こしきの別称。

発音(?)[編集]

つ↗つ

助詞[編集]

つつ接続助詞 動詞・動詞型助動詞の連用形に接続)

  1. ある動作と同時に進行している動作等を示す。
    • その時健三は相手の自分に近付くのを意識しつつ、何時もの通り器械のようにまた義務のように歩こうとした。(夏目漱石 『道草』)
  2. ある動作と矛盾する動作等を示す。
    • ごめん下さい。非常識と知りつつ、お手紙をしたためます。(太宰治 『恥』)
  3. (「ある」が接続して)動作が継続していることを表す。
    • この国の文学美術がいかに盛大で、その盛大な文学美術がいかに国民品性感化を及ぼしつつあるか、この国の物質的開化がどのくらい進歩してその進歩の裏面にはいかなる潮流が横わりつつあるか、英国には武士という語はないが紳士と〔いう〕言があって、その紳士はいかなる意味を持っているか、いかに一般の人間が鷹揚勤勉であるか、いろいろ目につくと同時にいろいろ癪に障る事が持ち上って来る。(夏目漱石『倫敦消息』)
  4. (「ある」が接続して)まだその状態ではないが、時間の経過に伴い実現しそうな、途上の。
    • 人間社会も、宇宙の大きな旅路の中の、一つの、生成つつある結晶体のように思えてならない。(中井正一 『映画のもつ文法』)

類義語[編集]

語義1、2

語義2

語義3

語義4

古典日本語[編集]

名詞[編集]

つつ鶺鴒

  1. 鶺鴒せきれい

類義語[編集]