のろける

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日本語[編集]

動詞[編集]

のろけるる】

  1. 色情に溺れる。
    • 廓芸者に惚ける
  2. 恋愛関係にある相手に関することを得意になって話す。
    • 彼女は、未だうら若い寡婦ごけさんで――尤も僕よりは一つ方姉さんでしたが――健康そうな肉体を持った相当美しい女であったので、少らず僕の心を囚えていたし(いや決してあなたを前にしてのろけるわけじゃありませんが、何しろ今も申し上げた通り、それは不仕合せだったのですからね)それに実際、また僕は他の皆の様に血の出る様な苦しい算段までして帰国する程の気力もなかったのだし……(渡辺温『象牙の牌』)
    • ――なるほど、この女、無宙むちゅうになっていやあがる。とりみだしていやあがる――おれほどの男の前で、ぬけぬけと、心の秘密をのろけるまで、魂をぶち込んでいやあがる――雪之丞が、震え上るのも無理はねえ――(三上於菟吉『雪之丞変化』)

活用[編集]