はかどる

日本語

動詞

はかどる【捗る】

1. 仕事が効率よく進む。
   • 「先生、お仕事は、お捗りになりまして。」――豊島与志雄 (1939年). “図書カード：鳶と柿と鶏”. 青空文庫. 2023年5月29日閲覧。
   • 夜中、疲労と睡魔が襲って来ると、以前はすぐ寝てしまったが、今は無理矢理神経を昂奮させて仕事をつづけねば、依頼された仕事の三分の一も捗らないのである。――織田作之助 (1946年). “図書カード：郷愁”. 青空文庫. 2023年5月29日閲覧。
   • 国家的な建設事業をする場合に、全体主義的な権力でもって、強行すれば、どんどんはかどるに違いない。――中谷宇吉郎 (1957年). “図書カード：自由と進歩”. 青空文庫. 2023年5月29日閲覧。

活用と結合例

はかど-る 動詞活用表（日本語の活用）

ラ行五段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
はかど	ら ろ	り っ	る	る	れ	れ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	はかどらない	未然形 + ない
意志・勧誘	はかどろう	未然形音便 + う
丁寧	はかどります	連用形 + ます
過去・完了・状態	はかどった	連用形音便 + た
言い切り	はかどる	終止形のみ
名詞化	はかどること	連体形 + こと
仮定条件	はかどれば	仮定形 + ば
命令	はかどれ	命令形のみ