はぐるま

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日本語[編集]

名詞:歯車[編集]

歯車(語義1)の例

はぐるま

  1. 円柱円錐台などの周囲刻み回転して動力伝える装置
    • その機械人形は、歩くたびにギリギリギリと歯車の音をたて、そしてときどき石油缶のような首をふり(海野十三「人造人間エフ氏」)〔1939年〕[1]
    • 柱かけの時計の機械を、何千倍にしたような、大きな歯車がかみあい、巨大なふりこが、ゆっくりとゆれていました。(江戸川乱歩「塔上の奇術師」)〔1958年〕[2]
  2. (語義1から転じて比喩的に)物事を構成し、全体を動かす一つの要素
    • 世の中には、私たちみたいな種類の人間も、たしかに、必要なんだ。なくては、かなわぬ、重要な歯車の、一つだ。(太宰治「新樹の言葉」)〔1939年〕[3]
    • ところがその人間というものは機関に従属する一つの歯車にすぎない。機関のもとにおいては大して発言権はない。(滝井義高、第33回衆議院社会労働委員会)〔1959年〕[4]
  3. (語義1から転じて比喩的に)社会などの大きな物事動き流れ
    • 要するに、この男は我々の社会の巨大な歯車の中で間抜けな役回りを演じてきたと思われ(バルザック「ゴリオ爺さん」)〔中島英之訳2015年〕[5]
    • 一九五九(昭和三十四)年四月、高度経済成長の歯車がまさに回りはじめようとしていた時期に、浜田俊三は山梨大学工学部電気工学科を卒業して日本電気に入社した。(富田倫生「パソコン創世記」)〔1994年〕[6]
    • しかしながら、いつしか我が国の歴史の歯車は狂い始め、それを修正し切れないままにあのような無謀とも言える戦争に突入し、内外に甚大な被害を生じさせてしまったわけであります。(古賀友一郎、第189回参議院予算委員会)〔2015年〕[7]

発音(?)[編集]

は↗ぐ↘るま

類義語[編集]

翻訳[編集]

名詞:羽車[編集]

はぐるま車】

  1. 神体などの移動用いる輿こし

発音[編集]

は↗ぐ↘るま

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  1. 青空文庫(2004年4月20日作成)(底本:「海野十三全集 第6巻 太平洋魔城」三一書房、1989年9月15日第1版第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/3372_15511.html 2020年1月22日参照。
  2. 青空文庫(2017年1月12日作成)(底本:「塔上の奇術師/鉄人Q」江戸川乱歩推理文庫、講談社、1988年7月8日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/57109_60816.html 2020年1月22日参照。
  3. 青空文庫(1999年11月17日公開、2016年2月1日修正)(底本:「新樹の言葉」新潮文庫、新潮社、1992年11月15日17刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/2270_34629.html 2020年1月22日参照。
  4. 「第33回国会 衆議院 社会労働委員会 第4号 昭和34年11月18日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=103304410X00419591118&spkNum=55&single 2020年1月22日参照。
  5. 青空文庫(2015年10月10日作成、CC BY 4.0公開)(底本:Honoré de Balzac“Le Père Goriot”)https://www.aozora.gr.jp/cards/001850/files/57353_57270.html 2020年1月22日参照。
  6. 青空文庫(1997年9月5日公開、2013年8月16日修正、CC BY 2.1 JP公開)(底本:「エキスパンドブック版 パソコン創世記」ボイジャー、1995年2月)https://www.aozora.gr.jp/cards/000055/files/365_51267.html 2020年1月22日参照。
  7. 「第189回国会 参議院 予算委員会 第8号 平成27年3月18日」国会会議録検索システム https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=118915261X00820150318&spkNum=5&single 2020年1月22日参照。