むくいる

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

日本語[編集]

語源[編集]

古典日本語「むくゆ

動詞[編集]

むくいるいる、いる】

  1. (自動詞) 他人からされたことにして、それに見合うだけのことをして返す
    • 死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。(太宰治「走れメロス」)〔1940年〕[1]
  2. (他動詞) 少しであっても反撃をする。返報する。
    • 怒りの声を張り上げて一句嘲罵を報いようとした。(国枝史郎「開運の鼓」)〔1924年〕[2]

活用[編集]

むく-いる 動詞活用表日本語の活用
ア行上一段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形
むく いる いる いれ いよ
いろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 むくいない 未然形 + ない
意志・勧誘 むくいよう 未然形 + よう
丁寧 むくいます 連用形 + ます
過去・完了・状態 むくいた 連用形 +
言い切り むくいる 終止形のみ
名詞化 むくいること 連体形 + こと
仮定条件 むくいれば 仮定形 +
命令 むくいよ
むくいろ
命令形のみ

発音[編集]

東京アクセント[編集]
む↗くい↘る
京阪アクセント[編集]
↗むくいる

関連語[編集]

[編集]

  1. 青空文庫(2000年12月4日公開、2011年1月17日修正)(底本:「太宰治全集3」ちくま文庫、筑摩書房、1998年6月15日第2刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1567_14913.html 2019年8月7日参照。
  2. 青空文庫(2004年11月24日作成)(底本:「怪しの館 短編」国枝史郎伝奇文庫28、講談社、1976年11月12日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000255/files/43560_17044.html 2019年8月7日参照。