出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字

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字源

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  • 伝統的には指事。落とし穴に嵌まって苦しむ様(説文解字)、或いは地割れを象っており、そこから「わざわい」「わるい」という意味になった。また、「」は胸郭を意味し、枉死者の胸に「×」を印した慣習に由来し、「」「」「」の原字との説(白川)もある。
  • 最新の知見では象形OC/*qʰ(r)oŋ/)。「」の分化字「兇」(鬼頭を強調した形)を略したもので、本義は{凶/*qʰ(r)oŋ/不吉}。[字源 1]
    • 「匈」「胸」は、単に「凶」の諧声系列(共通の声符を持つ字)で、原字である証拠はなく意味的なつながりはない。

簡帛文字

小篆

流伝の古文字
戦国時代 説文
(漢)
《六書通》
(明)

<参考文献>

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  1. 陳劍「卜辭{凶}詞覓蹤」『中國文字』總第8期(2022年冬季號)2022年12月

意義

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  1. わざわい
    • 対義字:
  2. 運勢悪い。わざわいが起こりそうだ。
    • 対義字:
  3. 作物の実りが悪い。
    • 対義字:
  4. と同音同義)殺傷する性質を持っている。

日本語

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発音

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名詞

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  1. キョウ災難凶事まがごと
  2. キョウおみくじなどで悪い託宣

熟語

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中国語

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*


朝鮮語

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*

コード等

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点字

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