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出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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漢字

󠄂
  • 筆順 :

字源

  • 象形。鬼神・怪異的な霊を象る。「幽霊」を意味する漢語 /*kuiʔ/}を表す字。[字源 1]
    • 古文字では立った形のものと座った形のものがあり、かつては両者とも「鬼」と解釈されていた。しかしその用法は明確に区別されており、現在では後者は「}」と解釈される。両者はもと同一の形であったが、立った形は「鬼」、座った形は「畟{異}」と区別して使われるようになった[字源 2]小篆の「鬼」の字形は、戦国時代に両者が糅合じゅうごうした形に由来する[字源 3]
    • 下記甲骨文字は先述の通り「」である。
甲骨文字 金文 小篆 流伝の古文字
西周 説文
(漢)
《六書通》
(明)
  1. 王筠 『説文釈例』巻2。
    沈兼士 「“鬼”字原始意義之試探」 『国学季刊』第5巻3号、1935年。
    李孝定撰 『金文詁林読後記』 中央研究院歴史語言研究所、1982年、348-349頁。
    張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、2295-2297頁。
  2. 湯姆貓《甲骨金文“畟”字補釋》、2025年。
  3. 李守奎、侯瑞華《漢字發展過程中的分化、合併與糅合——以古文字中的“鬼”與“畏”爲核心》、2025年。(参考

関連字

」を音符とする形声文字 (諧声域=*KUJ)
見母溪母匣母影母曉母疑母
一等平声 灰韻 𤪿𠐤
上声 賄韻 -𨝀𨝀𦞙
去声 隊韻 𩲄
入声 沒韻
見母溪母匣母影母曉母疑母
二等平声 皆韻 -
上声 駭韻 ------
去声 怪韻 -
入声 黠韻 ---
見母溪母群母影母曉母疑母
三等A平声 微韻 -
上声 尾韻 ---
去声 未韻 -
入声 物韻
見母溪母群母影母曉母疑母
三等B平声 脂韻 ---
上声 旨韻 ---
去声 至韻 媿𩌃--
入声 質韻 -----

字義

  1. 死者霊魂幽霊亡霊
  2. 魔物
  3. 死後
  4. (中国語)忌々しい奴、憎らしい奴。
  5. (日本)"おに"

日本語

常用漢字

名詞

  1. おに (神話・伝説の生物) 日本における代表的な伝説上の生物。世の中に災厄を与える妖怪としての存在の他、地獄獄卒とされる。
  2. おに)冷酷非情な人のたとえ。
  3. おに)特に勝負事において、すば抜けた能力や集中力を有する人や動物。
  4. おに)遊戯において、(一時的に)他の遊戯者と別の不名誉な役をつとめる人。

熟語

ことわざ

中国語

*

名詞

  1. 死者霊魂幽霊亡霊

熟語

朝鮮語

*

熟語

ベトナム語

*

名詞

  1. 悪魔怪物

文字情報

U+9B3C, 鬼
CJK 統合漢字-9B3C

[U+9B3B]
CJK Unified Ideographs
[U+9B3D]
文字コード (文字集合規格)
-
日本
中国
台湾
  • Big5: 0xB0AD
  • CNS 11643: 1面 0x5870
韓国
  • KS X 1001: 0x5021
漢点字 六点漢字
字典掲載
康熙字典 1460ページ, 30文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) 45758
新潮日本語漢字辞典 (2008) 14647
14648
角川大字源 (1992) 11710
講談社新大字典 (1993) 19915
19916
大漢語林 (1992) 13288
三星漢韓大辞典 (1988) 1993ページ, 19文字目
漢語大字典 (1986–1989) 7巻、4427ページ、1文字目