出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 形声。「火」+音符「孰 /*TUK/」。「煮る」を意味する漢語{熟 /*duk/}を表す字。
- 『説文解字』には「熟」が収録されていない。代わりに{熟 /*duk/}を表す字として「孰」が「𦏧」(𦎫+丮)の形で掲載されている。ただし「孰」が「𦏧」という形で書かれた例はなく、誤った分析である。[字源 1]
- ↑ 裘錫圭 「釈殷墟卜辞中与建築有関的両個詞——“門塾”与“𠂤”」 『出土文献研究続集』 国家文物局古文献研究室編、文物出版社、1989年。
裘錫圭 『文字学概要』(修訂本) 商務印書館、2013年、89-90頁。
- チベット語 ཐུག་(スープ、粥)と同根の可能性がある。
字典掲載
康熙字典 |
680ページ, 20文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
19332 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
6723 |
角川大字源 (1992) |
5537 |
講談社新大字典 (1993) |
9352 |
大漢語林 (1992) |
6649 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
1091ページ, 25文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
3巻, 2231ページ, 3文字目 |