聘する

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

動詞[編集]

する (へいする)

  1. (他動詞, 文章語) 招聘する。
    • 1914年、谷崎潤一郎「金色の死」[1]
      そうして、自分の家庭に西洋人の教師を聘して、いつの間にか独逸語や仏蘭西語など迄読んだり話したりする様になって居ました
    • 1947年、小倉金之助「黒板は何処から来たのか」[2]
      更に翌年には、ラトガース・カレッヂの数学・天文学教授マーレー(David Murray)が聘されて文部省学監となり、日本における教育の全面的指導に当ることになった。

活用[編集]

聘-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形


する する すれ せよ
しろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 聘しない 未然形 + ない
否定 聘せず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
聘される 未然形 + れる
丁寧 聘します 連用形 + ます
過去・完了・状態 聘した 連用形 +
言い切り 聘する 終止形のみ
名詞化 聘すること 連体形 + こと
仮定条件 聘すれば 仮定形 +
命令 聘せよ
聘しろ
命令形のみ

[編集]

  1. 青空文庫、2018年6月27日作成(底本:「お艶殺し」中公文庫、中央公論社、1993(平成5)年6月10日発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001383/files/57442_65221.html
  2. 青空文庫、2012年12月9日作成(底本:「世界教養全集 別巻1 日本随筆・随想集」平凡社、 1963(昭和38)年8月15日再版)https://www.aozora.gr.jp/cards/001570/files/54866_49655.html