むくいる

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日本語[編集]

語源[編集]

古典日本語むくゆ

発音[編集]

動詞[編集]

むくいる報いる酬いる

  1. (自動詞) 他人からされたことにして、それに見合うだけのことをして返す
    • 死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。(太宰治「走れメロス」)〔1940年〕[1]
  2. (他動詞) 少しであっても反撃をする。返報する。
    • 怒りの声を張り上げて一句嘲罵を報いようとした。(国枝史郎「開運の鼓」)〔1924年〕[2]

活用[編集]

関連語[編集]


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  1. 青空文庫(2000年12月4日公開、2011年1月17日修正)(底本:「太宰治全集3」ちくま文庫、筑摩書房、1998年6月15日第2刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1567_14913.html 2019年8月7日参照。
  2. 青空文庫(2004年11月24日作成)(底本:「怪しの館 短編」国枝史郎伝奇文庫28、講談社、1976年11月12日第1刷)https://www.aozora.gr.jp/cards/000255/files/43560_17044.html 2019年8月7日参照。