いろいろ

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日本語[編集]

名詞・形容動詞[編集]

いろいろ色】

  1. 種類たくさんある様。
    1. 何らかの意図により直接の言及を避けたり、否定的な内容を暗示したりするときに用いることがある。
      • 「それでね、生徒は君の来たのを大変歓迎しているんだが、そこにはいろいろな事情があってね。君も腹の立つ事もあるだろうが、ここが我慢だと思って、辛防してくれたまえ。決して君のためにならないような事はしないから」/「いろいろの事情た、どんな事情です」/「それが少し込み入ってるんだが、まあだんだん分りますよ。僕が話さないでも自然と分って来るです、ね吉川君」(夏目漱石『坊っちゃん』)

活用[編集]

副詞[編集]

いろいろ【色色】

  1. さまざまあれこれ
    • 遍路にもいろいろあって、めったにはここに泊められないこと、お賽銭を盗んだり何かして困ること、幸にして私の正しさは認めて貰った。(種田山頭火『四国遍路日記』)

発音[編集]


古典日本語[編集]

名詞[編集]

いろいろ色】

  1. おおくのいろ
  2. いくつかの種類

形容動詞[編集]

いろいろ【色色】

  1. 色取り取りな様。
  2. 種類たくさんある様。
基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用の種類
いろいろなり いろいろ -なら -なり -なり -なる -なれ -なれ ナリ活用
-に

副詞[編集]

いろいろ【色色】

  1. 色取り取りに。
  2. さまざまあれこれ