すわりこみ

日本語

名詞

すわりこみ 【座り込み】

「すわりこむ」の連用形が名詞化したもの。

1. 立った状態から座る動作を指す。動作過程が着目され、しばしば、立ち上がりと対置される。
   • 「便座からの立ち上がりと座り込みを楽にするものです」　
   • 「心肺機能の低下等により、室内を歩くだけで呼吸困難等を起こすため、途中で座り込み休憩しつつ、何かにつかまれば5ｍ歩くことができる。」
2. 座った状態をしばらく続けること。(前義)座り込み動作完了の状態が継続すること。座ってその場に留まること。しばしば、迷惑行為として捉えられる。
   • 「スマートフォンの操作、特にゲームをしながらの歩き回り、座り込みは他の参拝者に迷惑な上、注意力散漫で危険な行為ですのでご遠慮下さい。」
   • 「座り込みという行動問題には「注目要求」「物や活動の要求」という機能があると推定された。」（語義3と共通する性質が推定されているが、用法としては語義2である）
3. (語義2より転じて)抗議相手に要求を飲ませるため、抗議の意を抗議相手または第三者に示すため、もしくは抗議相手に打撃を与えるために、座ってその場所に留まる抗議行動。
   • 「パレスチナ自治区の全都市中心地での集会，米大使館・総領事館前での座り込みに加え，７日正午からラマッラにて行進を行うことを発表しています。」

サ変動詞

活用と結合例

すわりこみ-する 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
すわりこみ	し せ さ	し	する	する	すれ	しろ せよ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	すわりこみしない	未然形 + ない
否定(古風)	すわりこみせず	未然形 + ず
自発・受身 可能・尊敬	すわりこみされる	未然形 + れる
丁寧	すわりこみします	連用形 + ます
過去・完了・状態	すわりこみした	連用形 + た
言い切り	すわりこみする	終止形のみ
名詞化	すわりこみすること	連体形 + こと
仮定条件	すわりこみすれば	仮定形 + ば
命令	すわりこみしろ すわりこみせよ	命令形のみ

動詞

すわりこみ

1. 「すわりこむ」の連用形。