どういたしまして

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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日本語[編集]

感動詞[編集]

  1. 感謝の意を表されたときに、気を遣わなくてよい意思を伝えるもの。
    • 話し手が感謝されるべきことをしたという前提であり、相互に影響がある時には使わない。その場合は「こちらこそありがとうございます」などと言う。
  2. 相手の言い分を、やんわりと否定するもの。
    • 「えっ、やすいのではないのですか。」/ 「どういたしまして。なかなか高い料金をいただくことにしています。」(海野十三『名士訪問記』「佐野昌一氏訪問記」1939年)
    • 『なんですぐ云って来なかったか。左様な事を申し立てるが、実は、肚をあわせて、逃がしたのだろう』/『ど、どういたしまして、遅くなったのは、女房の奴が、あっしの事を、恩知らずだの糸瓜(へちま)だのと、逆らいだてして狂うので、そいつを物置小屋へ叩(たた)っ込んで来るために手間どってしまったんで。――忌々しい畜生だ』(吉川英治『篝火の女』)
    • 「よろしい。すると十人目の貴さまが一番悪い。監獄にはいれ。」/ 「いいえ。どういたしまして。私はただフクジロのマッチを売っていることを遠くから見ているだけでございます。それを十円に売るなんて、めっそうな、私は一向に存じません。」(宮沢賢治『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』)

語源[編集]

  • どう、いたし・まし・て<「どう(どのように、何を)」+「いたす(「する」の謙譲語)」+「ます(丁寧語を造る助動詞)」+「(反問的用法の終助詞)」)。
    「何を、したというわけでもありませんよ(だから、気になさらないでください)」の意。

翻訳[編集]

語義1