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いたす

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

いだす も参照。

日本語

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語源

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古典日本語「いたす」

発音

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動詞

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いたすす】

  1. 至らせる。達するようにする。
    • 思いを致す
  2. 結果もたらす
    • 不徳のいたすところであります。
  3. 尽くす
    • 力を致す
  4. (謙譲語) する」。
    • のちほどお呼びいたします。
  5. (丁寧語) 「する」。最近の分類では謙譲語IIまたは丁重語
    • 叔母は、(略)剛情にも腰を据えて、甥の申す事などには耳を借そうとも致しません。(芥川龍之介「竜」)
    • 五年も前の事ですから、記憶もはっきり致しませんが、(太宰治「きりぎりす」)
  6. (古用法) 「する」の古風言い方
    • ではそちらへ参ると致そう。(芥川龍之介「竜」)
    • 後ほど屋敷へ持参致せ(山中貞雄「なりひら小僧」)
    • いたしかたない。
  7. (俗語, 性行為) (諧謔的、しばしば「イタす」と表記)性交する。自慰をする。
    類義語: やる
    • 40代の人間とイタすときは2人。80代の女性とイタすときは4人の20代の女性を抱いていると思え、という教えはまさに金言だと思う。(有坂汀「ミギワノコトノハ Ver.2011」)

活用

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関連語

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古典日本語

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発音

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三拍動詞一類(?)

動詞

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いたすす】

  1. いたせる、とどせる。
  2. 全力くす
  3. ある結果もたらす
  4. (謙譲語) 」。
  5. (丁寧語) 「す」。
いた-す 動詞活用表日本語の活用
サ行四段活用
語幹未然形連用形終止形連体形已然形命令形
いた

諸言語への影響

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  • 現代日本語: いたす