偃鼠河に飲むも満腹に過ぎず

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日本語[編集]

成句[編集]

偃鼠飲む満腹過ぎず(えんそかわにのむもまんぷくにすぎず)

  1. 偃鼠もぐら)が飲んでも自分入る以上は飲めない。それぞれ力量能力応じて満足することがよい、というたとえ
    • 偃鼠えんそ河にのめどもはらに満つるにぎず、汝なんぞわが肉池をみほして、わが印石をして顔色がんしよくなからしむるや。――蜀山人「四方のあか 上」『近代日本文学大系』第23巻、国民図書、1926年8月、850頁。

関連語[編集]

由来[編集]

  • 荘子』「逍遙遊」より
(白文)偃鼠飲河。不過満腹。
(訓読文)偃鼠えんそは河に飲めども、腹に満つるにすぎず。

参考[編集]

  • 全訳 荘子』巻之1、公田連太郎編述、アトリヱ社、1937年2月。
  • 『故事・俗信 ことわざ大辞典』尚学図書編集、小学館、1982年2月、177頁。