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搭じる

出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』

日本語

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動詞

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じる (とうじる)

  1. (自動詞, 文章語) 搭乗する。乗車する。
    • 1899年、坪谷水哉「医学博士佐藤進先生自伝」[1]
      翌󠄁十八日に私は八重山艦に搭じて、伊藤総理大臣及奥外務大臣其他の一行と共に馬關を解纜して午後宇品港に上陸しました
    • 1916年、高頭仁兵衛「平ヶ岳登攀記」[2]
      新来迎寺駅(魚沼鉄道)の軽便鉄道に搭じて九時三十四分に発車すると、十時十八分に小千谷駅に達する
    • 1922年、内藤鳴雪「鳴雪自叙伝」[3]
      いよいよ時刻となったので、再び汽車に搭じて大阪へ着いた。

活用

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とう-じる 動詞活用表日本語の活用
ザ行上一段活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形
とう じる じる じれ じよ
じろ
各活用形の基礎的な結合例
意味 語形 結合
否定 とうじない 未然形 + ない
意志・勧誘 とうじよう 未然形 + よう
丁寧 とうじます 連用形 + ます
過去・完了・状態 とうじた 連用形 +
言い切り とうじる 終止形のみ
名詞化 とうじること 連体形 + こと
仮定条件 とうじれば 仮定形 +
命令 とうじよ
とうじろ
命令形のみ

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  1. 坪谷水哉 編 ほか『医学博士佐藤進先生自伝』68頁,今野周作,明32.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/781475 (参照 2024-03-06)
  2. 青空文庫、2010年2月4日作成(底本:「山の旅 明治・大正篇」岩波文庫、岩波書店、2004(平成16)年2月14日第3刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001371/files/49578_38163.html
  3. 青空文庫、2009年5月1日作成、2016年2月7日修正(底本:「鳴雪自叙伝」岩波文庫、岩波書店、2002(平成14)年7月16日第1刷発行)https://www.aozora.gr.jp/cards/001369/files/49622_54223.html