出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 形声。音符「𡆧 /*KOP/」+音符「合 /*KƏP/」。一種の食器を意味する漢語{𨭗 /*kˤrop/}を表す字。のち仮借して「人があう」「あつまる」を意味する漢語{會 /*gˤop-s/}に用いる。[字源 1]もと「𡆧」が{𨭗}を表していたが、「合」を加えた。
- 原字「𡆧」は一種の食器を象る象形文字。
- 『説文解字』ではこの字の構造を「亼」+「曾」と解説しているが、これは誤った分析である。金文の形[字源 2]を見ればわかるように「曾」とは関係が無い。
- ↑ 季旭昇 『甲骨文字根研究』 文史哲出版社、2003年、421頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、442頁。
- ↑ 江学旺編著 『西周文字字形表』 上海古籍出版社、2017年、218頁。
張俊成編著 『西周金文字編』 上海古籍出版社、2018年、277頁。
會 *
huì
- ~ができる。~をする能力を獲得している。
- ~しそうだ。~するだろう。
字典掲載
康熙字典 |
503ページ, 8文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
14306 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
230 |
角川大字源 (1992) |
3983 |
講談社新大字典 (1993) |
6654 |
大漢語林 (1992) |
199 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
878ページ, 9文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
2巻, 1524ページ, 5文字目 |