出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
纏足 (てんそく)
- 中国の前近代に、女児に対して、幼い頃から足に布をきつく巻いて成長を阻害した習俗。足が小さいことが女性の魅力とされたことによる。
- この事を非常に手柄にして『犬ぢらし』を掴んでまるで飛ぶように馳け出して行ったが、あの纏足の足でよくまああんなに早く歩けたものだね(魯迅『故郷』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
纏足しない |
未然形 + ない
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否定(古風) |
纏足せず |
未然形 + ず
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自発・受身 可能・尊敬 |
纏足される |
未然形 + れる
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丁寧 |
纏足します |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
纏足した |
連用形 + た
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言い切り |
纏足する |
終止形のみ
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名詞化 |
纏足すること |
連体形 + こと
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仮定条件 |
纏足すれば |
仮定形 + ば
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命令 |
纏足しろ 纏足せよ |
命令形のみ
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纏 足(chánzú 簡体字:缠足)
- 女児の足を長い布できつく包み、足を変形させて小さくする習俗。